九州日本語教育連絡協議会 2023年度オンライン研修会 国際移動する子どもたちについて考える (10月25日掲載) |
今回の九州日本語教育連絡協議会(九日連)の研修会では、近年日本国内でも増えている外国人児童生徒や、 外国にルーツのある子どもたちの学習支援などをテーマとして取り上げたいと思います。 ボランティア教室や小中学校などで子どもたちの学習支援に関わる方、日本語学校や大学で日本語教育に関わる方、 海外赴任経験のある方、多文化共生について関心のある方など、さまざまな方のご参加をお待ちしています。 第一部では6月に発行された『新版 サードカルチャーキッズ 国際移動する子どもたち』の共訳者である 峰松愛子氏にお話しいただきます。サードカルチャーキッズ(TCK)とは、 国際移動を繰り返し、さまざまな国や文化の影響を受けながら独自の生活体験をしてきた子どもたちです。 TCKは、親の国の文化でもなく、住んでいた国の文化でもない、間(はざま)文化で育ちます。 本書で取り上げた「広がる世界観と混乱する忠誠心」のようなTCKの利点と難点や、 利点を生かした支援への道筋などを皆さまと考えていきたいと思います。 第二部は九日連宮崎地区委員の早瀬郁子氏(宮崎国際大学)による 宮崎県の外国人児童の現状についての報告です。 早瀬氏は、佐賀県での年少者日本語教育において長い経験をお持ちです。 宮崎県は、同じ散在地域でも佐賀県とはさまざまな違いがあり、外国人児童生徒への独自の教育施策はあるものの、 県全体としての支援体制作りが大きな課題です。 宮崎県における、子どもに対する日本語支援の現状と、 本年度立ち上げられた「宮崎子ども日本語教育研究会」の目標、今後の課題についても伺います。 |
【内容】 日 時:12月16日(土)13:00~16:00(受付12:45~) 形 式:Zoom ※最新バージョンへのアップグレード、通信環境の確認をお願いします。 ※お申込み頂いた方には研修会前日にZoomのURL をメールでお知らせ致します。 参加費:無料 定 員:100名(先着順) 申込み:https://forms.gle/PLJjR2qgGa2bKKEy9 問い合わせ先:kyunichiren1989@gmail.com 主催:九州日本語教育連絡協議会 共催:スリーエーネットワーク 【スケジュール】 13:00~13:10 挨拶・諸注意など 13:10~14:20 第一部 峰松愛子氏 (『新版 サードカルチャーキッズ 国際移動する子どもたち』共訳者) 14:20~14:30 休憩・ブレイクアウトセッション :第一部の発表内容について、グループに分かれて意見交換 14:30~15:00 第二部 早瀬郁子氏(宮崎国際大学) 15:00~15:20 質疑応答:峰松氏・早瀬氏へのご質問 15:20~15:30 挨拶・諸連絡など 15:30 終了 15:30~16:00 ブレイクアウトセッション :興味のあるテーマに分かれて意見交換(希望者のみ) 例)TCK(峰松氏)、ボランティア(早瀬氏)、書籍(スリーエーネットワーク)、日本語学校、大学、就職相談、 その他交流やネットワーキングなど (九日連事務局) ※内容/スケジュールは変更の場合もございます。 以上 |